外構・エクステリアは、住まいの印象や使い勝手を大きく左右する重要な部分ですので、こだわりをかたちにしたいという方も多いでしょう。一方で、依頼した際の「工期はどれくらいなのか」といった疑問を持つ方も多いかと思います。

今回の記事では、外構工事の工期の目安や、期間に影響する要素などを解説します。外構工事の依頼を検討されている方や、工期について知りたい方はぜひチェックしてみてください。

外構工事の工期はどれくらい？

それでは、外構工事の一般的な工期を新築外構の場合と各施工場所別に分けて解説します。

新築外構工事の場合

新築外構工事の全体の工期はおおよそ2週間〜1ヶ月半程度が一般的です。工事内容や敷地の広さ、デザインの複雑さによって期間は異なります。門まわり・アプローチ・駐車スペース・フェンス・植栽などをすべて施工する「一式工事」の場合、基礎工事やコンクリートの乾燥期間も必要になるため、比較的長めの工期を見込む必要があります。

新築外構工事は建物の完成後に始めるよりも、建築計画と並行して進めるのが理想的です。建物の配置図や立面図が完成した段階で、複数の業者に見積もりを依頼しておくとスムーズです。契約は引き渡しの3〜4ヶ月前を目安に行うと、建物完成後すぐに外構工事を始められ、新生活をスムーズにスタートできます。

門まわり

門柱や門扉などの門まわり工事の期間は、既製品を使用する場合でおよそ1〜2日程度が目安です。オリジナルデザインの門柱や特別な素材などを採用する場合には、製作や施工に時間を要するため、1週間以上かかるケースもあります。

また、インターホンや照明などの電気設備を併設する場合には、電気工事に1〜2日程度かかることもあります。

玄関アプローチ

玄関アプローチは、3〜10日程度の工期が目安になります。使用する素材やデザインの複雑さ、施工範囲の広さによって日数は変わります。例えば、シンプルなコンクリート仕上げやインターロッキング施工であれば3〜5日ほどで完了しますが、タイル貼りや天然石を使用したデザイン性の高いアプローチでは1週間以上かかるケースもあります。

また、雨水の流れを考慮した勾配づくりや、段差の調整などの下地作業にも時間を要する場合があります。

塀・フェンス

塀・フェンスに関しては、一般的な戸建て住宅で2〜4日程度が目安になります。施工範囲や素材によっても差があり、ブロック塀を新設する場合は基礎づくりや積み上げ作業が必要なため3〜4日程度、アルミフェンスやメッシュフェンスなど軽量タイプの設置であれば2〜3日程度で完了します。

ただし、施工面積が広い場合や、デザイン性の高い塗り壁仕上げ・装飾ブロックなどを使用する場合は、1週間前後かかることもあります。

駐車場・カーポート

駐車場・カーポートの工期の目安は、おおよそ1〜2週間程度です。駐車スペースの舗装にはコンクリートがよく使われますが、コンクリートは打設後に乾燥・硬化期間として7〜10日程度必要です。乾燥が不十分なまま車を乗せてしまうと、ひび割れや沈み込みの原因になるため、その養生期間をしっかり確保する必要があります。

カーポートの設置は、1〜5日ほどで完了するケースが多く、製品のサイズや基礎工事の有無によって工期が前後します。例えば、片側支柱タイプは比較的短期間で設置できますが、2台分以上の大型タイプやサイドパネル付きのものは時間を要します。

庭・テラス

庭・テラスの工事は、3日〜2週間程度が目安になります。芝生や砂利を敷くだけのシンプルな施工であれば3〜5日ほどで完了しますが、ウッドデッキの設置やタイルテラス、花壇・植栽エリアを含むデザイン性の高い庭づくりの場合は、1〜2週間程度かかることもあります。

また、地面の高さ調整や排水設備の設置、照明・水栓などの付帯工事が必要なケースでは、さらに工期が延びる可能性があります。

外構工事の工期が遅れる主な原因

外構工事に関しては、計画通りに進むとは限らず、様々な要因で遅れが生じることもあります。ここでは、代表的な原因を紹介します。

まず最も多いのが天候の影響です。外構工事は屋外作業が中心のため、雨や雪の日は作業ができません。特にコンクリート打設などは、乾燥や固化に時間を要するため、天候不順が続くと数日〜1週間程度の遅延が発生することもあります。

また、資材の納品遅れも工期に影響する大きな要因です。特注品や人気商品を使用する場合、メーカーの在庫状況や輸送の遅れによって着工が後ろ倒しになるケースがあります。

さらに、近隣からの騒音・振動に関するクレームが入ると、一時的に工事を中断せざるを得ない場合もあります。事前に近隣へ工事の案内を行い、トラブルを防ぐ配慮も大切です。

その他、設計変更や追加工事の発生によってもスケジュールが延びることがあるため、工期の遅れが生じる可能性があることを事前に理解した上で、柔軟に対応する必要があります。

外構工事の工期について

今回は、「外構工事の工期」をテーマに解説しました。工期は、工事内容や敷地の広さなどによって異なり、天候や資材の納期の影響で延びることもあるため、スケジュールに余裕を持って計画することが大切です。

なお、外構・エクステリア工事の依頼をご検討中の方は、ぜひ戸田外構へご相談ください。埼玉県全域および東京都の一部地域を中心に、現地調査・お見積もりを無料で実施しております。

お客様のご要望やライフスタイルに合わせ、デザイン性と機能性を両立した最適な外構プランをご提案しておりますので、外構業者をお探しの場合には、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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